(この記事は2019年に執筆した内容です。)
Apple Watchは初代が登場してから約5年、もう第5世代(Series 5)になりました。
iPhoneと同様に毎年新モデルが登場してますね
常に新しい機能を搭載し、年々グレードアップしているApple Watchは、一番売れている時計型ウェアラブルデバイスというのもうなづけます。
さて前回の第4世代目はメジャーアップデートで見た目も大きく変わって登場しましたが、今回の第5世代は見た目は前回とほぼ同じです。
でも、そこはAppleさん。
マイナーチェンジでもアッと言わせる変化はつけてきてくれました。
今回ももちろん大きな進歩はあるのです。
それは、何と言っても「ディスプレイの常時表示」ですね!
ディスプレイの常時表示機能が搭載されたことで、やっと時計としての使い勝手が大きく進化したと言ってもいいでしょう。
実際に2ヶ月ほど使ってみての感想をお伝えします。
やっぱり腕時計はさっとスマートに時間が確認できないとね
Apple Watch は電池の持ち時間が最大の弱点と言われてました。
第4世代までは省電力のために、時計を見るとき以外はディスプレイを消していたんですよね。
つまり、腕を動かして時計を見るそぶりをするか、画面をタッチしない限り黒い画面のままなんです。。
最初のうちは、見てない時は非表示でいいんじゃない?って思っていたんですが、使い慣れてくるとだんだんこれが不便に感じてくるんですよね。
たとえば時間が知りたい時に画面を表示させようと思ったら、立つか座った状態で腕を顔の前に持ってこないといけません。
つまり寝転んだ状態や、腕の角度を変えただけじゃ時間すら見えないんです。
そんな時は画面タッチすればいいのですが、当然両手が使える状態でないとダメですよね。
あと表示のタイミングも、ワンテンポ遅いのが気になります。
ずっと使ってると、これらが意外とストレスになってくるんですよね。
急いで移動している時や会議中など、サッと時間を確認したいときありますよね!
そんな時にのんびり顔の前に腕を動かしたり、時計をタップなんてしてられませんw
あとは寝転んでいる時に時間を確認したい時、わざわざタップするのも面倒ですよね。
これが常時画面によって一気に解消されたんです。
画面表示に省電力のカラクリがあるんです
ではどうしてApple Watch 第5世代は常時表示ができるようになったのでしょう?
第4世代と見た目も稼働時間も変わらないのにね。
それは、、ずばりディスプレイ周りの進化だそうです。
まずは画面のリフレッシュレート(再表示の間隔)を極限まで下げて、表示にかかる電力を下げたんですね。
画面の再表示をしないということは、秒針やリアルタイムに表示させるコンプリケーションも非表示になります。
また全体的に黒を基調とした画面デザインに変わり、明るさも少し下がってます。
でも、時計としての最低限の視認性と情報は表示されているので、さっと見たい時にはこれで十分なんです。
待機状態ではプライバシーにも考慮されてます
Apple Watch はただの時計と違って、スマホのようにスケジュールや通知などのプライベートな情報を画面に表示できます。
自分が見てない時も常時表示されちゃうとちょっと問題だよね。
でもそこはしっかりと対策取られています。
まぁ当然と言えば当然ですよね。
時間以外にも天気や日付などの一般情報は常時表示されますが、カレンダーや連絡先、アクティビティなどの情報は表示されません。
また先ほどの省電力のため、コンパス(方角)やノイズ(騒音)情報など常時変化する情報も表示されないです。
それと黒を基調とした画面デザインのおけげで目立たなくもなりますね。
時計としての完成度はかなり向上
2ヶ月程度は毎日使っていますが、もうかなりの進歩にびっくりです。
僕の場合は、第2世代からの買い替えだったので、使い勝手も大幅に向上しました。
処理速度だけでなく、アプリの使い勝手も確実に向上してて、同じwatchOSバージョンでもApple Watch の世代によって細かな仕様がかなり違います。
初代Apple Watch を使っていた頃は、正直なところあまり周りにお勧めできるポイントがなかったのですが、今では職場でも周りにお勧めしまくってますね。
何よりも一番基本的な用途としての時計機能の使い勝手が大幅にグレードアップした今回の第5世代は、今までで一番の進化ではないかと思えるくらいです。
今回は第3世代がかなりお安くなって併売されていますが、予算がよほど厳しくなければ第5世代を強くおすすめします。