日本の企業は、未だに残業や休日出勤が多くて、
プライベートの時間がなかなか取れない人が多いですよね。
その割になかなか思うように評価も上がらないと、愚痴や不満も多くなってきます。
「そういう会社だから」とか「今は我慢時」とか、自分に苦しい言い訳をして我慢して・・・。
でも、それで貴重な時間を無駄にするのはもったいなくないですか?
今のこの時間は過ぎるともう二度と返ってきません。
もっと趣味や遊びや自己啓発など、有意義な時間を確保したいと思いませんか?
最近よく言われる、
「ワーク ライフ バランス」とは、仕事と私生活の調和によって心身が健やかに保たれ、私生活の充実が仕事に反映されて生産性が高まる良い循環
のことを指します。
つまり、仕事の成果を上げるためにも、プライベートを充実させるのが良いということなんです。
そこで、まずは仕事を定時内に終わらせて、定時後のプライベートの時間をしっかり確保しないといけません。
それには時間の使い方を変えて、本来の仕事にかける時間をいかに確保するかが鍵になります。
①仕事の優先順位を決めよう
やはりどんな仕事にも、まず優先順位を決めること。
仕事の種類や状況に応じて優先順位をつけるなどルールが必要です。
・重要な仕事から率先して取り掛かる
・頭を使う仕事や、まとまった時間が必要な仕事を優先する。など
そしてよくやってしまうのが、「先延ばし癖」。
ひとつひとつは些細なことでも、積み重なると大きな差が付き、取り返せなくなってしまうことも。
優先順位を決めたらやることはさっさとやってしまうことが大事ですね。
②考え方を変えよう
「〜すべきだ」ではなく「〜したい」と考えるだけで少し気持ちが楽になります。
何でも難しく考える人、自分には厳しくと考えている人は、「〜しよう」と明るく考えよう。
あとは、すべての仕事を100%しないといけないと思わないこと。
パレートの法則では、重要度を決めた時に、上から2割までの仕事をきちんと終わらせれば、全部をやり遂げた場合の成果の8割までを得られるということらしいです。
逆に下位2割の仕事はさしたる価値を産まないとして、見切りをつけるのもひとつの考え方です。
③時間の使い方を工夫しよう
だいたい週単位でスケジュールを立てることが多いと思いますが、詰め込み過ぎに注意。
現状をよく振り返ってみて、自分が1週間にこなせる仕事量は把握しておきましょう。
予定と予定の間の隙間時間も、現実には暇ってことはなく何かしらしてますよね。
なので3割程度はスキマ時間を作っておいた方がいいということです。
④午前中の時間を有効に使おう
一般的に頭が冴えているのは午前中と言われています。
朝はホルモンの分泌が活発になり、脳も活発になるため集中力も高まるそうです。
なので同じ仕事をするにも、夜遅くだとだらけてしまうが、朝ならサクサクできるのです。
ということから、最近は早朝出勤がオススメだそうです。
疲れて効率も上がらない定時後の残業をダラダラするくらいなら、少し早く出てきて、お昼までの時間に優先仕事を終わらせるくらいがいい。
とくに9時までの時間は、邪魔が入らない貴重な時間とも言えます。
※ただ、始業前残業が認められるかは会社によると思いますが・・・。
⑤効率の良いコミュニケーションを取ろう
質のいいコミュニケーションが仕事時間を短縮します。
言いたいことが伝わらなくて、もどかしさに悩んだときは話し方を考え直すのです。
よく言われるのが、起承転結の順ではなく、結論から話し始める話し方をすること。
あと、忙しいからと打ち合わせをメールで済ませることが多くないでしょうか?
メールはある意味一方通行のコミュニケーションなんですよね。
言葉と意思をキャッチボールしているつもりが、相手のボールを受け残ったり、こちらが暴投したりしかねない。。
できるだけ電話でフォローを入れる、また可能なら最初に顔を合わせて打ち合わせをしたほうが良いです。
相手と直接会うことで心理的距離を縮め、信頼関係の基礎となるのは大きなメリットとなります。
⑥メールの上手な扱い方
メールチェックに時間を奪われないためには、メールは定時チェックにするのも手です。
頻繁すぎるCCメールは”迷惑メール”と同じらしいですね。
アナログに戻ったつもりで、報連相は口頭でしてみてはどうだろう。。
メールの短い文面に頼るより、誤解も少なく、確かに気持ちが伝わると思う。
「ITに時間とコストを浪費していないか?」
最近特に僕もそう思います。
「ITで楽園のような未来は訪れず、現実にはかえって生産性が低下し、コミュニケーションが崩壊して人間らしさが失われた」
と指摘されているそうですが、これはITに携わっている僕としては寂しい限りです。。
まとめ
職種や業種によって仕事の内容は様々で、すべての人に当てはまるとは思いませんが、少なくとも残業続きで仕事のやりがいを感じられなくなった人には、試してみる価値があると思います。
すぐに変えることはできないと思いますが、少しずつ意識を変えていくことで、
周りにも理解され実践できるようになるのではないかと思います。
もっと具体的な例やアドバイスは、下記の書籍に詳しく書かれていますので、
興味ある方はぜひ読んでみてください。